ARROWS NX F-02Gでハイレゾリューション楽曲を再生してみた

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富士通のandroidケータイ「F-02G」は最近ハヤリのハイレゾリューションに対応した音楽ファイルを再生することができます。

ハイレゾリューション略してハイレゾ高解像度と言う意味です。
少し前までハイレゾといえば画像・映像系(パソコンのディスプレイとか)でよく使われていたと思うのですが、昨今は音楽データでも高解像度がもてはやされているようです。

そもそも、音楽のハイレゾってなんぞや?って思われる方も多いと思うのでそこから説明します。

CDは44.1kHz/16bitという決まりでデータが記録されています。
これは音の波を1秒間に44,100 回切り刻んでその1回を65,536段階の変化量で記録する方法なんです。 
このCDの44.1kHz/16bitという決まりより細かく記録された音楽データのことをハイレゾ音源と呼びます。

例えば、96kHz/24bitという値で記録されているものはハイレゾ音源と呼びます。 
これは音の波を1秒間に96,000回切り刻んでその1回を16,777,216段階の変化量で記録しています。 

音に関するこんな数字を見せられてもナンノコッチャ?と思いますよね。
これを画像に例えてみるとこんな感じでしょうか。
kHz(サンプリング周波数)の値が増えていくと、輪郭がギザギザしていたものが滑らかになっていく
bit(量子化ビット数)の値が増えていくと、色の色数や濃淡が細かく表現出来る 

さて、いよいよF-02Gハイレゾ音楽データを再生してみようと思います。
再生してみたのはChouChoが歌う「空とキミのメッセージ」という曲 です。
この曲は96kHz/24bitという値で記録されております。 

F-02Gハイレゾ音楽を再生させるためにはイヤフォンジャックからの出力が必須です。
本体のスピーカーからではハイレゾ音楽は再生されないので注意が必要です。 

今回利用したイヤフォンはAppleの「In-Ear Headphones with Remote and Mic」でございます。
F-02Gでハイレゾ楽曲を再生してみた

96kHzのサンプリング周波数では48kHzまでの音の高さを記録できるのですが、今回利用した「In-Ear Headphones with Remote and Mic」は21kHzまでしか再生することができません。
まぁ、そんな高音は聞き取ることができないので気にしないで試聴してみました。

ハイレゾ音源を再生すると上部のステータスバーに「HR」と表示が出ます。
ハイレゾで再生中

ハイレゾを再生できるアプリはdocomoの「メディアプレーヤー」かgoogleの「Playミュージック」が選べます。
今回はPlayミュージックを利用しました。 

たまたま、この「空とキミのメッセージ」をCDで持っていたので聴き比べてみました。

ハイレゾ音源を聞いた結果は「全くもって違いが分かりません
ワシの耳がポンコツなのかもしれませんが、違いを聞き取ろうと注意深く聞いたのですがよくわかりません。
ブラインドテストをして聞き分けられる人はいるのでしょうか? 

ハイレゾ音源を聞いてみた人の意見で「細かい音まで表現できている」という内容を見かけますが、それは細かく聴き込もうとして音量をいつもより大きくして聞いているのではないでしょうか。
そりゃ、音量を上げたら細かい音まで聞き取れるでしょう。。。

ハイレゾ音源は量子化ビット数が上がっているので、小さい音量の時でもクッキリハッキリと聞こえるのが特徴だと思います。
皆さんが聞き比べる時は小さな音量で聴き比べてみてくださいね。

せっかくなのでイヤフォンだけでなくスピーカーでも聴いてみました。
利用したのはYAMAHAの「HS-5」でございます。
HS-5でハイレゾを再生してみた

ちなみに、このスピーカーは30kHzまでの音を再生することができます。
まぁ、これに関しても気にせずに試聴してみました。

うん!
さすがモニタースピーカー!
クッキリハッキリした音が出ています。
でもこれ、ハイレゾ音源の恩恵ではなくてスピーカーの特性によるものです。
このスピーカーでもCDの音とハイレゾの音の違いを聞き取ることができませんでした。。。

今回色々試聴して分かったことは、音楽を記録する方式が良くなったからといって良い音になったとは感じないということです。
人それぞれ好きな音質というものがあるので、気に入った機材で気に入った音楽を聴くのが一番ということですね。 

気に入ったものならばカセットテープでもDSDでも良い音楽を聴くことができますよね。 


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